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【外壁塗装】よい見積書の見極め方とは?項目の意味や費用相場、チェックポイントを解説

外壁塗装を行う第一歩として、まずは業者へ見積書の作成を依頼します。見積書は業者選びの材料でもあるため、外壁塗装を行うならよい見積書の見極め方を知っておくと安心です。

今回は外壁塗装の見積書について、チェックポイントを解説しながらご紹介いたします。

 

■見積書の項目とチェックポイント

外壁塗装をするうえで必要な工程とその費用をご紹介します。項目ごとに、外壁1m²あたりの相場がありますので、見積書をチェックするときの参考にしてください。

 

足場設置

外壁の塗装工事を行うために組まれる足場の設置費用です。足場設置は、足場を組むのに1日、解体に半日かかる場合がほとんどです。足場設置の費用は必要経費ですので、相場より極端に安い場合や無料としている業者には注意しましょう。

足場設置の相場は1m²あたり600~1,000円です。

 

養生

窓や樋(とい)など外壁以外の場所に塗料が付着しないようにビニールシートで保護したり、塗料が周囲へ飛び散るのを防ぐ飛散防止ネットで建物全体を覆ったりする工程です。養生の相場は、

養生の相場は1m²あたり200~450円です。

 

高圧洗浄

塗料を塗る前に、外壁に付着している汚れを洗い流す工程です。外壁に汚れがあると塗料の密着度が下がるため、必要な作業です。

高圧洗浄の相場は1m²あたり100~300円です。

 

外壁塗装

外壁に塗料を塗っていく工程です。下塗り・中塗り・上塗りの3つの工程に分かれます。使用する塗料の種類によって価格が変わりますので、塗料の性能を比べて検討しましょう。

下塗りは1m²あたり600〜1,200円、中塗りと上塗りは1m²あたり2,000〜5,000円が相場です。

 

諸経費

廃棄費用、作業車のガソリン代、事務経費などさまざまな費用が含まれます。

工事総額の5~15%ほどが目安です。

 

■よい見積書の見極め方とは

よい見積もりを見分けるためのポイントをご紹介します。

 

有効期限

見積もりをした後も、雨風や紫外線によって外壁の状態は変化していくため、見積書には有効期限があります。有効期限があまりに短いと相見積もりをして検討するための時間がとれません。見積書の有効期限が1か月以上あると、良心的な設定であると言えます。

 

作業工程

項目が細かく分かれていて、作業工程ごとの費用の詳細がわかるように記載されているのがよい見積書です。「○○一式」などを多用し、おおまかな作業工程しか書かれていない場合は詳細を記載した見積もりを再度依頼するなど、説明を求めるようにしましょう。

 

塗料の詳細

使用する塗料の詳細が明記されているか確認しましょう。「シリコン塗料」「フッ素塗料」などでは不十分で、商品名、メーカーが指定されていることが大切です。悪徳業者の場合、見積書に塗料の商品名を記載せず、価格に見合わない低いグレードの塗料を使用されてしまう可能性もあります。

 

塗装費用

下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り以上が外壁塗装の基本です。「見積書に記載がなかったから」と下塗りや中塗りの工程を省かれることのないよう注意して見ておきましょう。また全体の塗装面積を必要以上に高く設定して、高額な見積もりを出す業者も存在します。塗装面積が適当か確認しておきましょう。延べ床面積30坪の住宅では110~130m²が塗装面積の目安です。

 

保証内容

施工業者の場合「自社保証」、塗料メーカーの場合「メーカー保証」などがあります。保証はいつまで、どのような場合を対象に、どのように対応してもらえるのかを確認しておきましょう。

 

こんな見積書には要注意!

「塗装作業一式」など項目分けがおおまかで、使用する材料や単価がわからない見積もりは要注意です。トラブルがあった場合、業者の都合で言い逃れできる範囲が広く、明記されていない事項についての追及が難しくなります。また、詳細がわからなければ相見積もりをしても他社との比較が困難になります。

 

■外壁塗装は複数の業者へ見積もり依頼を!

1社だけで見積もりをした場合、専門知識がなければその妥当性の判断は難しいものです。比較対象がないため、その1社の良し悪しを見極められないことがあります。

 

見積もりは2〜3社へ依頼しよう

複数社から見積もりをもらう相見積もりを行いましょう。比較することや手間を考えて2~3社に依頼するのがおすすめです。見積もりを依頼するときは、すべての業者に同一の条件を伝え、もらった見積もりの項目の分け方や単価を比較し、他社や相場とかけ離れているところがないかをチェックしてください。不明点があれば見積もりの時点ではっきりさせておくことが大切です。

 

業者によって差が出やすい項目

業者によって差が出やすいのは以下の項目です。比較してみましょう。

  •  使用する塗料の種類
  •  塗料の単価
  •  塗装面積
  •  目地の補修方法(打ち替え/増し打ち)

 

■まとめ

外装塗装はその後の家の耐久性を左右する大切な工事で、その費用は決して安くありません。相見積もりをとって、信頼できる優良業者に依頼しましょう。

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