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外壁塗装で劣化しにくい色はどれ?失敗しない色選び方法

外壁塗装は色の選択が重要です。しかし気に入った色を使っても、色によっては劣化が早いため、色選びには用心しましょう。

今回は、外壁塗装で劣化しにくい色の選び方についてご紹介いたします。

 

■外壁塗装の色あせが起こる理由

外壁塗装の色あせが起こる理由は、主に紫外線と酸性雨による影響です。

紫外線は塗料の結合エネルギーを上回るエネルギーを持っています。そのため、紫外線のエネルギーを長期間受け続けることで塗料の化合物が分裂してしまい、本来の機能を失って色あせにつながるのです。

また、酸性雨も外壁塗装の劣化に影響を与えます。鉄が酸性の物質と反応するとサビて酸化鉄となるように、雨水に長期間さらされた塗装は化学反応を起こし機能が劣化してしまうため、見た目も色あせてしまうのです。

 

■外壁塗装の色を選ぶ際のポイント

ここでは、外壁塗装の色を選ぶ際のポイントを4つご紹介いたします。

 

・色見本はできるだけ大きいものを使う

色見本の大きさによって色の印象が違うため、できるだけ大きいものを使って選びましょう。

色の印象は面積によって異なり、「明るい色」であれば面積が広くなるほど明るく鮮やかに見え、「暗い色」では面積が広くなるほど暗くくすんで見えます。これは「面積効果」と呼ばれる錯覚の一種です。

当然ですが、外壁塗装は面積が広いため、できるだけ大きい色見本を使って仕上がりをイメージしましょう。

 

・周囲との相性

近隣の建物と同調させたいのであれば、同系色で合わせるとよいでしょう。

反対に、目立たせたい場合はあえて周囲と違う色を使うとよいですが、「景観ガイドライン」に違反しないよう注意してください。

景観ガイドラインとは、街の景観を保つために建物の外観や塗装の色にルールを定めたものです。初めて外壁の色を塗り替えるときや、新築を購入する際には、必ずお住まいの市区町村で定められた景観ガイドラインがないか確認しておきましょう。

 

・複数の色を使う場合

外壁塗装に複数の色を使う場合は、多くても3色までに抑えることが基本とされています。

調和がとれた同系色か、彩度が同じぐらいの色から2色選び、アクセントカラーとして1色選ぶのがよいでしょう。3色以上の色を使うと、統一感のない外観になってしまう可能性があります。

 

・光源やツヤによっても見え方が違う

塗料の色合いは光源やツヤによっても見え方が異なるため、屋外で確認することをおすすめします。色見本を見る際には部屋の中で選ぶ方が多いと思いますが、外壁は太陽光に照らされるため、屋外に出て確認するほうが仕上がりをイメージしやすいでしょう。

他にも、外壁塗装はツヤの有無によっても印象が変わります。ツヤの度合いは「ツヤなし・三分・五分・七分」のいずれかであるため、ツヤの雰囲気を正しく確認できる晴れた日に屋外で印象をチェックしてみてください。

 

■外壁塗装で色あせしにくい色はどれ?

外壁塗装の色で劣化しにくい色や、反対に色あせしやすい色をご紹介いたします。

 

・白色

白色は太陽光を吸収しにくく、紫外線による影響が少ないため、最も色あせしにくい色です。ただし、デメリットとして汚れが目立ちやすい点が挙げられます。

 

・黒色

白色に次いで劣化しにくい色が黒色です。色の原子の結びつきが強固なため、紫外線に強い特性があります。

 

・青色

青色は光を反射するため、紫外線の影響を受けにくく、劣化しにくい色です。

さらに、白色や黒色よりも汚れが目立ちにくいといった特徴もあります。家が明るく見える水色は、外壁塗装でも人気色です。

 

・反対に色あせしやすい色

赤・黄・緑など、原色に近い鮮やかな色や暖色系の色は紫外線に弱く、劣化しやすいとされています。近年人気の黄色や緑色も色落ちしやすいですが、少しトーンを抑えてクリームやダークグリーンにすると劣化しにくいです。

 

■外壁塗装の劣化を防ぐ方法

外壁塗装の劣化を防ぐ具体的な方法をお伝えします。

 

・色あせにくい塗料を使う

塗料の種類によって耐久性や色持ちにも差が出るので注意が必要です。たとえば下記のような特徴があります。

 

塗料の種類 特徴
フッ素 ●      紫外線をはじき、色あせしにくい

●      耐久性が高い

●      高価

アクリル ●      耐久性が低い

●      光沢保持性・保色性が高い

●      比較的安価

シリコン ●      光沢保持率が高い

●      耐久性が高い

●      コストパフォーマンスに優れている

 

それぞれ特徴が異なるため、予算の範囲で色あせにくい塗料を選びましょう。

 

・外壁塗装に強い業者に依頼する

外壁塗装に特化していない業者だと、きれいに仕上がらない可能性があります。手抜き工事やミスから、外壁の剥がれや浮きの原因となることもあるため、丁寧に作業をしてくれる外壁塗装に強い業者に依頼しましょう。

 

■まとめ

外壁塗装で劣化しにくい色は「白・黒・青」です。他にも、塗料の種類によっても色持ちや耐久性に差が出るため、色選びと併せて色あせにくい塗料を選ぶとよいでしょう。

外壁塗装を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考に、外壁塗装に強い業者に依頼してください。

 

 

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