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外壁塗装の塗料で人気のシリコン塗料とは?

家を長持ちさせるには外壁を塗装するなどして定期的なメンテナンスが必要です。わかっていても、外壁塗装は1回の施工で数十~数百万円もかかるため、何度も行うのは大変ですよね。

「品質を維持しつつ外壁塗装の予算を抑えたい」「外壁塗装の負担を減らしたい」シリコン塗料はそんな方におすすめの塗料です。今回は戸建住宅の外壁塗装で人気の塗料「シリコン塗料」について、ご紹介いたします。

■外壁塗装におすすめの塗料を知りたい

・外壁塗装に使用される主な塗料

<アクリル系塗料>

アクリル樹脂を混ぜて作られた塗料で、10年以上前までは一般的に使われていました。

外壁耐用年数は5〜8年ほどで価格相場は1m²あたり1,000〜1,500円ほどです。

耐久性が低いことから、現在はほとんど生産されていません。

 

<ウレタン系塗料>

伸びがよく塗りやすいウレタン系塗料は、金属や木材にも塗布できる便利な塗料です。

外壁耐用年数は8〜10年程度で、価格相場は1m²あたり1,800〜2,500円前後です。

主に付帯部分の塗装に使われています。

 

<シリコン系塗料>

外部からのダメージに強いシリコン塗料は、塗料の中でも人気があります。

外壁耐用年数は10〜15年で、価格相場は1m²あたり2,500〜3,200円ほどです。

耐久性が比較的高く、価格が高すぎないことから、多くの住宅で使用されています。

 

<ラジカル塗料>

2010年代に登場した新しい塗料で、塗料を劣化させる「ラジカル」因子の働きを抑えてくれます。

価格は1m²あたり2,800〜3,300円前後です。

 

<フッ素系塗料>

フッ素系塗料は、耐久性の高さが求められる高層ビルやマンションに使うために開発されました。

外壁耐用年数は15〜20年ほどで、価格相場は1m²あたり4,000〜4,500円です。

汚れがつきにくく丈夫であることから一般住宅に採用するケースもありますが、まだまだ戸建て住宅に使われた実績が少ないという点がデメリットであることは否めません。

 

<光触媒塗料>

太陽光で汚れを浮かせて雨で落とす「セルフクリーニング機能」をもっています。

耐用年数は15〜20年ほどで、価格相場は1m²あたり3,800〜5,000円です。

登場したばかりの新しい塗料のため、価格は高めになっています。また施工例も少ないので、選ぶ際には信頼できる業者に相談して決めるようにしましょう。

 

<セラミック塗料>

塗料に砂や石、セラミックビーズなどを混ぜたセラミック塗料は、高級感あふれる石材風の見た目をしたものや、断熱効果が高いものなどさまざまなタイプがあります。

アクリル・ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素の5段階のグレードの塗料のどれかにセラミックを配合して作られるので、セラミック塗料だから耐用年数が長い、価格が高い、ということにもなりません。

 

・シリコン塗料は最も選ばれやすい外壁塗装用塗料

外壁塗装はどの塗料を使ったとしてもある程度の期間が経てば劣化し、塗り替えをする必要が出てきます。

シリコン塗料は耐用年数が5段階のグレードの中間に位置していて、施工価格相場も平均的です。

そのバランスのよさから、多くの外壁塗装に採用されています。

 

■費用対効果は高いけど…シリコン塗料ってどんな塗料?

・シリコン塗料について

シリコン塗料には水で希釈する水性塗料と、シンナーなどの溶剤を使う油性塗料があります。最近は、においがなく環境にも優しい水性のシリコン塗料の人気が高いです。

またそれぞれの塗料には、缶に入っている塗料をそのまま使える1液型と、主剤と硬化剤を混ぜて、さらに希釈して使う2液型があります。

 

・シリコン塗料のパフォーマンス(性能)

<防汚性に優れている>

雨やホコリ、排出ガスなどの汚れがつきにくく、はっ水性も高いので汚れを弾く働きをもっています。

 

<耐候性が高い>

紫外線や雨、温度変化は外壁にダメージを与えます。シリコン塗料はそれらのダメージに耐える力が高いため、長い期間外壁を保護することができるのです。

 

<大手メーカーの製品なら信頼性が高い>

たくさんあるメーカーの中からどの塗料を選ぶか迷ったときには、3大メーカーと呼ばれる「関西ペイント」「エスケー化研」「日本ペイント」のものを選べば間違いありません。

シリコン塗料なら3大メーカーでの取り扱いがあるので安心です。

 

■シリコン塗料ならどれを選んでも大丈夫?

・耐用年数はシリコン含有量による

シリコン塗料は、パッケージやパンフレットを見てもシリコンの含有量は記載されていません。しかし、含有量が極端に少ないシリコン塗料を使うと耐用年数が短くなってしまうため、注意が必要です。

 

・塗膜が硬くヒビ割れしやすい一面も

シリコン塗料は塗膜が硬く剥がれにくい反面、地震などによって外壁材がひび割れたときには塗膜もひび割れてしまうので、下塗りや上塗り材などを工夫しましょう。

 

・シリコン塗料はこんな方におすすめ

コストパフォーマンスがよく、価格と耐久性に納得できる塗料を選びたい方にシリコン塗料はおすすめです。

 

■まとめ

外壁塗装は塗料選びだけでその仕上がりが決まるわけではなく、職人の技術も重要です。

ご自宅の外壁を美しくよみがえらせるために、まずは業者に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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