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外壁リフォームは主に3種類!それぞれの特徴は?

外壁の役割は外部から住宅を守ることですが、適切なタイミングで外壁リフォームを行うと機能性が衰えず、美しい状態を保つことができます。外壁リフォームには「塗り替え」「張り替え」「重ね張り」の3種類があり、目的や外壁の状態に応じて必要なリフォームを行うことが大切です。

今回は外壁リフォーム3種類について、それぞれの特徴や費用をご紹介いたします。

■塗り替え

・塗り替えとは

塗り替えは最も手軽な外壁リフォーム方法で、既存の外壁の上に塗料を塗る「外壁塗装」のことです。サイディングやモルタルなどの外壁が劣化してきた場合は、一般的に塗り替えによる外壁リフォームを行います。

 

・塗り替えにかかる費用

30坪程度の住宅の塗り替えにかかる費用は、工事費込みで70〜100万円程度が相場です。

ただし、使用する塗料のグレードによって費用は大きく異なります。塗料別の費用の目安を以下の表で紹介します。

 

塗料の種類 アクリル塗料 ウレタン塗料 フッ素塗料
費用(30坪の場合) 50~70万円程度 60~80万円程度 80~100万円程度

 

アクリル塗料やウレタン塗料など、比較的価格の安い塗料を使用すれば工事費用を安く抑えることが可能です。しかし、その場合は耐用年数が短いことを十分に理解したうえで選択しなくてはなりません。

一方、フッ素塗料などは費用が高額になりますが、その分耐用年数が長いため、塗り替え工事の回数が減ります。それにより足場の設置費用や施工業者に支払う人件費などを削減できるため、長期的に見るとお得になるかもしれません。

 

・工期

塗り替えの工期は14日程度が目安です。おおまかな施工内容や工期を紹介します。

 

施工内容 工期
足場の設置・養生 2日
高圧洗浄と下地処理 1日
下塗り・中塗り・上塗り 8~10日
足場の解体・片付け 1日

 

※工期の中でも特に中心となる「下塗り・中塗り・上塗り」の工程においては、天候や作業員の人数などによって予定よりも長引くことがあるので注意しましょう。

 

・どんな状態に行う?

塗り替えによる外壁リフォームは、外壁の下地が傷んでいない場合に適しています。外壁表面の色あせ・変色、サビ、塗膜の剥がれなど症状が軽度であれば塗り替え工事で十分でしょう。

ただし、外壁の素材によって耐用年数や劣化症状は異なります。

塗り替えによる外壁リフォームのタイミングには一律の基準がありません。そのため、日頃から外壁の状態をチェックしておき、必要に応じて塗り替えを行うことが大切です。

 

■張り替え

・張り替えとは

張り替えは既存の外壁材を取り除いて骨組みだけの状態にし、そこに新しい下地と外壁材を取り付けます。劣化した部分を取り払うので、外壁の耐用年数を一気に延ばせるのが魅力です。

ただし、モルタル外壁は塗り壁なので張り替えはできません。また、新しい外壁材は既存の外壁材よりも軽量のものを選びましょう。というのも、重量のある外壁材を施工すると耐震性に影響が出る恐れがあるためです。施工業者のアドバイスを受けながら、外壁材選びを慎重に行いましょう。

 

・張り替えにかかる費用

張り替えは工事費込みで200〜260万円程度の費用がかかります。高額ではありますが、タイルのように耐久性が高い素材による張り替えを行えば、耐用年数は30年以上にもなるので施工する価値が十分にあると言えるでしょう。

 

・工期

張り替えの工期は10~14日程度が目安です。おおまかな施工内容や工期を紹介します。

 

施工内容 工期
足場の設置・養生 2~3日
高圧洗浄と下地処理 2~3日
張り替え 5~7日
足場の解体・片付け 1日

 

※工期の中でも特に中心となる「張り替え」の工程においては、天候や作業員の人数などによって予定よりも長引くことがあるので注意しましょう。

 

・どんな状態に行う?

張り替えは新築から30年程度を目安に行うのが一般的です。しかし、外壁の状態によっては施工が早まるケースもあります。

たとえば外壁に亀裂がある、雨漏りが起きているなどの症状がある場合は、30年を待たずに張り替えが必要です。

すでに何らかの症状がある場合は、早急に施工業者に相談しましょう。

 

■重ね張り

・重ね張りとは

重ね張りとは、既存の外壁の上から外壁材を重ね張りするリフォーム方法で、「カバー工法」とも呼ばれます。

重ね張りは、張り替えと同じ程度の耐用年数を得ることができるだけでなく、工期が短く費用を抑えられるリフォーム方法です。

また外壁を重ね合わせるため、断熱性や防音性が高まるうえに外観のイメージも一新できるでしょう。

 

・重ね張りにかかる費用

重ね張りは工事費込みで180〜240万円程度の費用がかかります。

重ね張りでよく選ばれている外壁材がサイディングです。サイディングの耐用年数は20年以上ですが、これはあくまでも定期的なメンテナンスを行なった場合です。基本は10年おきに塗装リフォームが必要になるので注意しましょう。

 

・工期

重ね張りの工期は10日程度が目安です。おおまかな施工内容や工期を紹介します。

 

施工内容 工期
足場の設置・養生 1~2日
高圧洗浄と下地処理 1~2日
重ね張り 4~6日
足場の解体・片付け 1日

 

※工期の中でも特に中心となる「重ね張り」の工程においては、天候や作業員の人数などによって予定よりも長引くことがあるので注意しましょう。

 

・どんな状態に行う?

重ね張りは塗り替えと同程度の劣化状況にある外壁に行います。

ただし、既存の外壁の劣化が進行している場合は、重ね張りに必要な強度が不足していることから重ね張りができないケースがあります。その場合は、張り替えによる外壁リフォームが必要です。

 

■まとめ

外壁リフォームには「塗り替え」「張り替え」「重ね張り」の3つがあり、それぞれ施工内容や費用、工期などが異なります。長く暮らす家を守るためには、外壁の状態に合わせて最適なリフォーム方法を選ぶことが大切です。また、耐用年数の長い塗料や工法を採用した場合でも定期的なメンテナンスは必要になるため、相談しやすい施工業者を見つけておくことをおすすめします。自分ではなかなか気付けない外壁の劣化やリフォームの相談は、信頼できるプロに任せましょう。

 

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