外壁塗装を検討している方にとって、仕上がりの色は住まいの印象を大きく左右する重要なポイントです。
中でも多くの方が悩むのが色あせの問題で、外壁は常に紫外線や雨風にさらされるため、塗装直後はきれいでも数年経つと徐々に色が薄くなり、美観を損ねてしまうケースが少なくありません。
そこで本記事では、色あせしにくい外壁色はどれなのか、プロが選ぶ失敗しないおすすめのカラーを紹介します。
また、色あせが起こる原因や防ぐための対策、色選びのポイントまで徹底解説していきますので、これから外壁塗装を検討されている方はぜひ参考にしてください。
◆外壁塗装で色あせしない色とは?
外壁塗装で色あせしにくい色とは、紫外線や雨水、排気ガスなどの外的要因による退色が比較的目立たない色のことを指します。
なお、一般的に鮮やかな色ほど色あせが目立ちやすく、落ち着いた中間色ほど色持ちがよいといわれています。
色あせしない色は紫外線を吸収しにくく、劣化が起きても退色の差が目立ちにくい特徴があります。一方で、原色のような色あせしやすい色は紫外線の影響を受けやすく、数年で色あせが顕著に見られることが多いです。
そのため、外壁の色選びで美観性の長持ちを優先するなら、できるだけ色あせしない色を選ぶことが重要だといえます。
◆外壁で色あせしないおすすめの色5選
外壁塗装を検討するとき、多くの方が気になるのが「どの色を選べば長持ちするのか」という点ではないでしょうか。せっかく費用をかけて塗り替えても、数年で色あせてしまっては満足度が下がってしまいます。
そこでここからは、外壁の美観を長期間保つためにおすすめできる色あせしにくいカラーを5つ厳選して紹介します。
●ホワイト系
ホワイトは外壁の定番色で、清潔感や明るさを演出できる人気カラーです。白は紫外線を吸収しにくいため、退色しても変化が目立ちにくいという大きなメリットがあります。
また、どんなデザインの住宅とも相性がよく、周囲の建物との調和も取りやすい点が魅力です。
一方で、デメリットとしては汚れが目立ちやすいという点が挙げられます。雨だれや排気ガスの黒ずみ、カビ・コケなどは白い外壁だと顕著に見えてしまうため、定期的な清掃や高耐久塗料、防汚性に強い光触媒塗料などの使用が欠かせません。
●グレー系
グレーは紫外線による退色が目立ちにくいだけでなく、汚れも比較的カモフラージュできるため、人気の高いカラーです。濃いグレーはシックで高級感を演出でき、淡いグレーは柔らかく落ち着いた印象を与えることができます。
また、モダンな住宅デザインやガルバリウム鋼板などの外壁材とも相性がよく、幅広いデザインに対応できるのが大きなメリットです。
●アイボリー系
アイボリーは白に近い中間色で、温かみや柔らかさを感じさせる人気のカラーです。白系の清潔感を保ちつつ、汚れの目立ちやすさを軽減できるため、外壁色としてバランスが取れています。
また、紫外線の影響を受けにくく、時間が経っても色の変化が穏やかな特徴があります。ナチュラルな住宅デザインや、洋風・和風を問わず幅広い建築様式に合うため、失敗の少ない万能カラーといえるでしょう。
●ベージュ系
ベージュは落ち着いた印象を与える色で、日本の住宅外壁にもっとも多く採用されているカラーの一つです。周囲の環境や景観にもなじみやすい特徴があり、色あせに強い理由は中間色であるため、退色しても差が目立ちにくいという点にあります。
多少の劣化がかえって自然な風合いとして見えることもあるため、長期間安心して使える色を求める方には最適なカラーといえます。
●パステルカラー系(ブルー・イエロー・グリーン)
パステルカラーは、鮮やかな原色に比べて色素が薄いため、紫外線の影響を受けても退色が目立ちにくい傾向があります。特に淡いブルーやライトグリーン、クリームイエローなどは、爽やかさを演出しつつ色持ちもよいとされています。
注意点としては、濃いブルーや鮮やかなイエロー・グリーンは色あせしやすいため、外壁に使用する場合は必ず淡いトーンを選ぶことが大切です。淡色であれば、経年劣化による色の変化も自然に見えるため、長期的に安心できます。
●外壁で色あせしやすい色について
色あせに強い色がある一方で、注意が必要な色も存在します。
特に鮮やかな赤・黄色・緑・紫といった原色系は、紫外線による退色スピードが速く、数年で色の鮮やかさが失われてしまうことがあります。
色あせによって、一気に古びた印象になってしまうため注意が必要です。外壁塗装を長持ちさせたい場合は、鮮やかすぎる色を避け、中間色や淡色を選ぶことが大切です。
◆外壁塗装が色あせる原因と対処法
外壁の色あせは自然に起こる現象ですが、そのスピードや程度には大きな差があります。なぜ色あせが起こるのか、その原因を理解しておくことは、適切な対策を取る上で欠かせません。
そこでここでは、外壁塗装が色あせてしまう主な原因と対処法を詳しく解説します。
●紫外線
外壁の色あせの最大の原因は紫外線です。太陽光に含まれる紫外線は塗膜を構成する分子を分解し、顔料の色素を劣化させて退色を引き起こします。
中でも南向きや西向きの外壁は日差しの影響を強く受けるため、ほかの面よりも早く色あせが進行しやすいのが特徴です。
濃色や鮮やかな色は紫外線を吸収しやすく、変色が目立ちやすい傾向があります。対策としては、フッ素塗料や無機塗料、ラジカル制御型塗料といった耐候性の高い塗料を選ぶことが効果的です。
また、遮熱効果を持つ塗料を活用することで紫外線の影響を軽減し、外壁の美観を長く維持することができます。
●雨水・湿気
雨水や湿気も外壁の色あせを加速させる要因です。外壁表面に水分が付着すると塗膜が膨張と収縮を繰り返し、塗料の劣化が早まります。
梅雨や湿度の高い地域ではカビやコケの発生が目立ち、外観を汚すだけでなく塗膜の劣化を進めてしまいます。
また、ひび割れやシーリングの劣化部分から雨水が浸入すると内部から塗膜を押し上げ、剥がれを引き起こすこともあります。
対策としては、防水性や透湿性に優れた塗料を選ぶこと、定期的に外壁を洗浄してカビや汚れを除去することが大切です。特に北面など湿気がこもりやすい場所では意識的なメンテナンスが必要です。
●汚れ・排気ガス
大気中のチリやホコリ、自動車や工場から出る排気ガスは外壁に付着し、黒ずみやシミの原因となります。これらの汚れは酸化や化学反応を促進し、塗膜を劣化させることで色あせを早める要因となります。
交通量の多い道路沿いや工業地帯の近くにある住宅は汚れが付きやすく、放置すると外壁がくすんで見えるだけでなく、塗膜の寿命を縮めてしまうので注意が必要です。
対策としては、セルフクリーニング効果を持つ光触媒塗料や低汚染性塗料を使用するのが効果的です。また、定期的な高圧洗浄や外壁清掃を行うことで汚れの定着を防ぎ、美観と塗膜の保護を両立させることができます。
●酸化現象
酸化は外壁塗膜の退色や劣化を引き起こす化学反応です。樹脂成分や顔料が酸素と反応することで分子構造が壊れ、色素が分解されて色あせが進行します。
また、鉄部や金属サイディングではサビの発生が酸化現象の一つであり、外壁全体の美観を大きく損ねる要因となります。酸化は紫外線や湿気、汚れと複合的に作用して進行するため、一度始まると加速度的に劣化が広がるのが特徴です。
対策としては、耐酸化性の高い塗料を選ぶこと、施工前に適切な下地処理やサビ止めを行うことが重要です。外壁材と塗料の相性を確認し、長期間劣化を防げる仕様にすることで酸化による退色を抑えることができます。
●施工不良
外壁塗装の色あせは、自然環境だけでなく施工不良が原因で早期に発生することもあります。下地処理が不十分なまま塗装を行うと塗料がしっかり密着せず、数年で色あせや剥がれが起こりやすくなります。
また、塗料の乾燥時間を守らなかったり、規定の塗布回数を省略したりすることで、塗膜の厚みや強度が不足し、本来の耐久年数より短くなるケースも見られます。
これを防ぐには、実績のある信頼できる業者に依頼し、使用する塗料や施工工程を確認することが大切です。適切な施工管理によって、色あせのリスクを大幅に減らすことができます。
◆外壁の色あせを抑えるためのポイント
外壁の色あせは完全に防ぐことは難しいものの、適切な色選びや塗料の工夫によって進行を大幅に抑えることができます。
そこでここからは、外壁の色あせをできる限り遅らせるために意識したい具体的なポイントを分かりやすく紹介します。
●色あせしにくい色を選択する
外壁の美観を長く保つためには、まず色選びが重要です。一般的に色あせしにくいとされるのは、ホワイトやグレー、アイボリー、ベージュなどの中間色や淡い色です。これらは紫外線の影響を受けても退色が目立ちにくく、経年劣化しても自然な風合いに見える特徴があります。
反対に、赤や黄色、濃い緑といった鮮やかな原色系は色素が分解されやすく、数年でくすんでしまうケースが多いです。外壁塗装を長持ちさせたいのであれば、周囲の環境や住宅デザインとの調和を考慮しつつ、色あせしにくいカラーを選ぶことが大切です。
●耐久性・機能性の高い塗料を選択する
外壁の色あせを抑えるには、色選びだけでなく塗料の性能にも注目する必要があります。例えば、フッ素塗料や無機塗料、ラジカル制御型塗料は紫外線に強く、長期間美しい色を維持できる優れた塗料です。
また、光触媒塗料や低汚染性塗料を選べば、雨水で汚れを洗い流すセルフクリーニング機能が働き、汚れによる退色を防げます。外壁塗装を長持ちさせるには、価格だけでなく塗料の耐久性・機能性を重視することが欠かせません。
まとめ
外壁塗装は住宅の印象を決めるだけでなく、建物を保護する大切な役割を担っています。しかし、紫外線や雨風などの外的要因によって時間とともに色あせは避けられないため、色あせしにくい色や耐久性の高い塗料を選ぶことが大切です。
また、信頼できる施工業者に依頼し、定期的なメンテナンスを行うことも重要です。色あせ対策を意識した外壁塗装を行い、10年先も後悔のない住まいを実現しましょう。
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