住宅関連ではさまざまなローンがあり、一括で支払うよりもローンを使ったほうがお得になることもあるってご存じですか?外壁塗装にもローンを使えるので、これから外壁塗装をしたいと考えている方はぜひ調べてみてくださいね。
今回は外壁塗装に使えるローンについてご紹介いたします。
■外壁塗装でローンを使うメリット
・修繕費を抑える
ローンを使うと、異常に気付いたときにすぐ外壁塗装をすることが可能です。
お金が貯まるのを待っていると、その間に異常箇所の劣化は進んでいきます。劣化が進んでから対処する場合と早期に対処する場合とを比較すると、余計な修繕費が発生する可能性もあるでしょう。そのような場合も、ローンを使えば結果的に費用を安く抑えられます。
・住宅の寿命が延びる
適切な時期に外壁塗装ができれば、住宅そのものを守れます。外壁のひび割れや剥がれを放置しておくとそこから内部に水が浸入し、その下の建材に影響を及ぼす可能性があるでしょう。建材の耐用年数が本来よりも短くなるかもしれません。
しかし、きちんと外壁が機能していれば雨水の浸入を防げます。建材への影響も抑えられ、その分住宅の寿命を伸ばせるのです。
・預貯金が手元に残る
ローンであれば、まとめて支払う費用を抑えられるため、支払い時の負担を軽減することが可能です。お金が貯まってから工事を依頼する一括払いは、預貯金に手を付ける必要があります。しかしローンであれば、月々無理のない支払いを続けていくだけなので、預貯金を減らさずに済むでしょう。子どもの進学や家族の病気など、イレギュラーな事態にも焦らずに済みます。
■外壁塗装でローンを使うデメリット
・金利が発生する
ローンは借金なので、借入れた金額や期間によって金利が発生します。つまり、一括で支払うよりも余分な費用が必要になるのです。
たとえば、金利3%で100万円のローンを組んだとします。返済期間5年なら、金利分の7万8,000円程度を余分に支払う必要があるのです。
ただ、5年待って外壁塗装をした場合、状態によっては金利以上の支払いになる可能性もあります。金利がデメリットになるかは外壁の状態や金額によって異なるので、一度確認しておきましょう。
・手続きと審査が必要
ローンを組む場合、借入先からの審査に通る必要があります。審査は、返済能力があるかどうかを判断するためのものです。そのため、職業や年収、年齢によっては審査に通りづらい場合があります。別にローンを組んでいる場合も同様です。誰でも必ずローンが組めるわけではないということは覚えておきましょう。
さらに、書類を揃えたり手続きをしたりするのに手間がかかります。
・返済計画を考える必要がある
まとまった費用が必要ないローンですが、月々の支払いは増えます。自分で貯金するのとは違い、ローンの返済は待ってくれません。支払いを滞らせないために、計画的に資金を確保していく必要があります。
収支の状況は、この先ずっと同じとは限りません。家族構成や仕事によって変化していくので、さまざまな状況をシミュレーションして無理なく返済していけるような計画を立てましょう。
■外壁塗装で利用するローンの種類
外壁塗装で利用できるローンの種類を4つご紹介いたします。
・リフォームローン
リフォームローンとは、銀行などの金融機関が提供しているリフォーム専用のローンのことです。外壁塗装はそれほど費用が高くないので、無担保ローンが主流となっています。
金利水準は比較的高めです。ただし、現在住宅ローンを組んでいる銀行に相談すれば、リフォームローンと一体型の住宅ローンへの借換えもできます。金利を抑えて新たなローンを組むことも可能です。
・フリーローン
フリーローンも金融機関が提供するローンですが、リフォームローンと違って目的は問われません。つまり、別の目的のための借入れも、外壁塗装とあわせてできるということです。
金利は審査によって変化しますが、基本的には無担保で借入れができます。
・提携ローン
塗装業者と提携している金融機関やクレジットカード会社のローンを利用する方法もあります。提携しているところは業者によって異なり、こちらから指定することはできません。提携先がない業者もあるので、提携ローンを検討している場合は事前の確認が必要です。
・カードローン
利用できる枠内で借入れができるカードローンは、非常に利便性が高いローンです。申し込み時に利用限度額を設定する仕組みで、その範囲内であれば何度でも借入れができます。
借入れる金額が安ければ、キャッシング機能を使う方法もあります。キャッシング機能とは、クレジットカードに付帯している機能で、カードローンよりも手軽に現金の借入れが可能です。
■まとめ
ローンにはメリットもデメリットもあります。金利を考えるとデメリットが大きい気もしますが、金額や外壁の状態によってはローンの方がお得になることもあるでしょう。今だけでなく数年後の状況も見据えながら、ローンの使用を考えてみてください。