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外壁の剥がれは放置厳禁!すぐにできる応急処置と注意点を徹底解説

外壁の一部が剥がれているのを見つけたとき、「少しくらいなら大丈夫だろう」と放置していませんか?
実はその判断が、大きなトラブルの引き金になるかもしれません。

外壁の剥がれは、美観性を損なうだけでなく、建物の内部へ雨水が侵入する可能性を高めるため、放置するほどに劣化が進行していきます。

この記事では、外壁が剥がれてしまう原因から放置することによる影響、応急処置の具体的な方法を解説します。

また、DIYで対応する際の注意点や火災保険の活用まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

大切な住まいを長持ちさせるためにも、今すぐできる対策を知っておきましょう。

 

外壁が剥がれてしまう主な原因

外壁が剥がれてしまう原因は、基本的に一つではありません。
時間の経過による自然な経年劣化から施工時の不備、さらには突発的な自然災害まで、さまざまな要因が重なって外壁の表面にダメージが現れます。

そこでここからは、代表的な3つの原因に分けて、外壁剥がれのメカニズムを分かりやすく解説します。
外壁の状態を正しく把握し、早期の対処に役立てましょう。

経年劣化

外壁は紫外線や雨風、気温の変化などに常にさらされており、年月とともに徐々に劣化します。
例えば、塗膜が剥がれたりして外壁材が水分を吸収しやすくなると、膨れや剥離が発生しやすくなります。

中でも築10年以上経過した住宅では、塗料の防水性能が低下していくため、下地が傷むことで外壁の一部が浮いたり剥がれたりすることもあります。
特にモルタル外壁ではクラックも起きやすいので、早めの点検と補修メンテナンスが重要です。

施工不良

外壁の剥がれは、施工時の不備が原因で起こることもあります。
例えば、下地処理が不十分なまま塗装を行うと、塗料がしっかり密着せず、数年で浮きや剥離が発生するおそれがあります。

また、塗料の選定ミスや塗布量の不足も劣化を早める要因です。
安価なリフォーム業者や経験不足の施工者による工事では、特にこのような施工不良が見受けられやすいため、業者選びの段階で注意が必要です。

自然災害や飛来物

台風や地震、ひょうなどの自然災害が原因によって、外壁に大きなダメージが生じることがあります。
強風で飛ばされた物が外壁に衝突し、部分的に剥がれるケースや、地震の揺れでクラックが発生し、そこから剥がれにつながることもあります。

また、近年では突風や豪雨などの異常気象が増加しており、以前よりも外壁被害のリスクが高まっている傾向にあります。

なお、自然災害が原因の場合は火災保険が活用できることもあるので、被害が発生した際は写真を撮って記録を残しておくことが重要です。

外壁の剥がれを応急処置しないで放置するとどうなる?

「少しの剥がれだから」と外壁の剥がれを見逃してしまうと、思わぬトラブルへと発展するおそれがあります。
外壁の剥がれは単なる見た目の問題にとどまらず、建物の耐久性や資産価値にも大きく関わってきます。

そこでここからは、外壁の剥がれを放置すると具体的にどうなってしまうのか、3つの視点から詳しく紹介します。
被害を最小限に抑えるためにも、まずはその深刻さを知っておきましょう。

意匠性が悪く資産価値が低下する

外壁の剥がれは見た目に直結するため、住宅の印象を大きく損ねてしまいます。
塗膜の剥がれというのは、わずかな剥がれであっても遠目からでも目立ちやすく、管理が行き届いていない住宅と見られてしまうことがあります。

特にこれから住宅の売却や賃貸を考えている場合には、外観の劣化が物件の評価額に直接影響し、資産価値の低下を招く可能性があります。
美観を保つということは、住まいの価値を守る上でも非常に大切です。

雨漏りの原因になる

外壁の剥がれを放置すると防水性能が低下し、そこから雨水が侵入する可能性が高まります。
塗膜やシーリングの剥がれから雨水がしみ込むと、下地材や断熱材が湿気を含んで劣化し、カビの繁殖や木材の腐食といった深刻な被害につながることもあります。

最初は小さな浸水でも、気づかないうちに室内の雨漏りへと発展することがあるため、結果として大がかりな修繕工事が必要になるケースも少なくありません。

補修工事の範囲が拡大する

外壁の剥がれを初期段階で補修しておけば、最小限の工事で済むことが多いです。
しかし、剥がれた状態を長期間放置することで劣化が進行するため、外壁全体や内部構造にまで影響が及び、補修範囲が広がって工事費用も大幅に増加する可能性があります。

例えば、下地の腐食や断熱材の劣化、構造体の損傷などが起きた場合には、部分補修では対応できず、外壁材の全面張り替えや防水層の再構築といった大規模な改修が必要になることもあります。
そのため、外壁の剥がれを発見したら、放置せずに点検とメンテナンスをすることが大切です。

外壁の剥がれを応急処置する方法

外壁の剥がれを見つけたら、まずは応急的な処置を行うことが被害の拡大を防ぐためにも大切です。
雨が降る前やすぐに本格的な修理ができない場合には、一時的でも外壁を保護する対策をすることが重要です。

そこでここからは、コーキングや防水テープなど、すぐに実施できる3つの応急処置方法について、用途や手順を分かりやすく解説します。

コーキングで簡易補修する

外壁の剥がれが小規模な場合は、市販のコーキング材を使って簡易補修する方法があります。
コーキングはひび割れや塗膜の浮きが見られる箇所にも適しており、一時的に水の侵入を防ぐ効果があります。

施工は剥がれた部分の汚れを落とし、乾燥させた上でコーキング材を隙間に注入し、ヘラでなじませて完了です。
ただし、これはあくまで応急的な処置であり、完全な防水対策ではないため、後日専門業者による本格補修が必要となります。

防水テープを貼る

防水テープは、外壁の剥がれた部分に素早く対応できる応急処置の方法です。
防水テープを剥がれた箇所に直接貼ることで、一時的に雨水の侵入を防げます。
作業はとても簡単で、まず表面のほこりや汚れをしっかり拭き取り、乾いた状態にしてからテープをしっかりと貼り付けます。

ただし、経年で粘着力が落ちたり、見た目が悪くなったりするため、あくまで一時的な処置とし、なるべく早めの本格補修を前提に使用しましょう。

範囲が広い場合は雨養生する

外壁の剥がれが広範囲に及ぶ場合、簡易補修だけでは対応しきれません。その場合はブルーシートや防水シートを用いた「雨養生」が効果的です。
雨が予想されるときには、剥がれた部分を覆って雨水の侵入を防ぐことが重要です。

固定にはロープやテープを使い、風で飛ばされないようしっかりと留めましょう。
ただし、高所での作業は転落の危険があるため、安全を確保できない場合は無理をせず専門業者に依頼しましょう。

外壁の剥がれを応急処置する場合の注意点

応急処置は手軽にできる反面、やり方を間違えるとかえって状況を悪化させる可能性もあります。
また、原因によっては保険が使えたり、施工業者による保証が適用されたりするケースもあります。

そこでここからは、外壁の剥がれに対処する際に押さえておくべき3つの注意点について解説します。
安心して処置を行うための判断材料として、どのような点に注意すべきか確認しておきましょう。
DIYが難しい場合は専門業者に依頼する
外壁の剥がれに対して応急処置を行うことは重要ですが、高所での作業や広範囲な損傷に対しては、DIYでの対応が難しくなります。
例えば、2階以上の部分や足場が必要な場所では転落などの危険性もあり、安全面の配慮が必要になります。

また、補修方法を誤ると、かえって状態を悪化させてしまうこともあります。そのため、判断に迷う場合や施工に不安がある場合は、無理をせず専門業者へ相談しましょう。
業者による点検や診断を受けることで、現状に最適な補修方法を選べるだけでなく、長期的な再発防止にもつながります。

自然災害が原因なら火災保険が活用できることも

外壁の剥がれが台風・突風・ひょう・落雷・地震などの自然災害によって発生した場合は、火災保険の補償対象になることがあります。
被害を確認したら、まずは剥がれた箇所の写真を撮影し、被災日時や状況を記録しておくことが重要です。

その後、保険会社に連絡して調査を依頼し、必要書類を提出すれば、外壁修理の費用の一部または全額が保険金として支払われるケースもあります。
ただし、保険の内容や免責条件によっては対象外となることもあるため、事前に契約書の補償範囲を確認しておきましょう。

施工不良の場合は施工品質保証書も確認する

外壁リフォームや塗装工事の完了から間もなく剥がれが発生した場合は、施工不良が原因の可能性があります。
このような場合、工事時に発行された「施工品質保証書」の内容を確認することが重要です。

多くの施工業者では、保証期間内であれば無償での補修対応を行っており、保証の有無によって自己負担が大きく変わります。
保証書には保証期間、対象範囲、免責事項などが記載されているため、内容をよく読み込み、施工業者に早めに相談しましょう。

 

まとめ

外壁の剥がれは、放置することで見た目の悪化だけでなく、雨漏りや建物の劣化、補修範囲の拡大など深刻な問題につながる可能性があります。
主な原因には経年劣化、施工不良、自然災害などがあり、いずれも早期の対応が被害を抑える上で重要になります。

応急処置としてコーキングや防水テープを活用する方法もありますが、範囲が広い場合や高所での作業が必要な場合は、無理をせず専門業者へ依頼するほうが安全です。
また、火災保険や施工保証の活用によって、費用負担を軽減できるケースもあるため、対応前に契約内容を確認しておくと安心です。
外壁の異変を見逃さず、早めの行動で住まいを守りましょう。

 

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経験豊富なプロスタッフが既存の劣化状況を調査した後、もっとも適切な補修プランをご提案させていただきます。

ご自宅の外壁を最適な状態で維持するための内容をご提案いたしますので、外壁の劣化状況が気になっている方はお気軽にご相談ください。

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