外壁塗装を検討しているけれど、「どんな流れで工事が進むのか分からない」「どれくらいの日数がかかるの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。外壁塗装は見積もりから完工までに多くの工程があるため、事前に流れを理解しておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。
そこで本記事では、外壁塗装の基本的な流れを、現地調査から引き渡しまで時系列で分かりやすく解説します。また、工事中に注意したいポイントも紹介しますので、これから外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装の流れ!見積もりから完工までの全工程

外壁塗装は、見積もりから完工までいくつもの工程を経て行われます。工程の意味を理解しておくことで、仕上がりの質を見極めやすくなるほか、工事中の不安も軽減できます。
そこでここからは、実際の外壁塗装工事がどのような順序で進み、各工程で何が行われるのかを詳しく解説します。
①現地調査~見積もり打ち合わせ
外壁塗装を実施するにあたり最初に行うことは、業者による現地調査です。建物の外壁や屋根の状態を細かくチェックし、劣化の度合い・ひび割れ・チョーキング現象(外壁に白い粉が付く症状)などを確認します。
この調査によって、必要な補修範囲や施工面積が明確になります。調査結果をもとに作成された見積書では、塗料のグレードや工期、足場・シーリング補修の有無などが提示されます。複数の業者から見積もりを取り、費用と内容を比較することで、信頼できる塗装会社を見極めやすくなります。
②契約
見積もり内容と担当者の対応に納得できたら、次は正式に契約を交わします。契約書には、使用する塗料の材料名や保証内容、工期、支払条件などが明記されていることを確認しましょう。
これらを口頭で済ませてしまうとトラブルにつながるため、必ず書面で取り交わすことが大切です。また、塗装後のアフターフォロー体制も確認しておくと安心です。契約前に「工事中に立ち会う必要があるか」「作業写真をもらえるか」など、実際の進行に関わる点も質問しておくことで、工事を安心して、かつスムーズに進められます。
③近隣住民へのお知らせ
外壁塗装は足場設置や高圧洗浄、塗装作業時のにおいなどで、どうしても近隣への影響が生じます。そのため、工事前には近隣住民へのお知らせが欠かせません。多くの塗装業者では、着工前に工事のお知らせ文を配布したり、直接挨拶を行ったりします。
内容には工期・作業時間・担当業者の連絡先などを明記し、トラブルを未然に防ぐ工夫が必要です。住宅が密集している地域では、水しぶきや塗料の飛散に配慮し、メッシュシートでしっかり養生することも大切です。
④足場の設置
外壁塗装を安全かつ丁寧に行うために欠かせないのが、足場の設置です。足場は職人が安定した姿勢で作業を行えるようにするもので、同時に安全対策や塗料の飛散防止にも役立ちます。
設置の際には建物をぐるりと囲むように金属製のパイプを組み立て、周囲にはメッシュシートを張って近隣への塗料飛散を防ぎます。足場の設置には一般的に半日から1日ほどかかり、塗装工事全体の品質を左右する重要な工程となります。
設置完了後は、安全性やぐらつきがないか最終確認を行い、次の洗浄作業へと進みます。
⑤高圧洗浄
足場設置後に行うのが高圧洗浄です。外壁に付着したホコリ、コケ、カビ、古い塗膜などを高圧の水でしっかり洗い流します。この工程を丁寧に行うことで新しい塗料の密着が高まり、仕上がりが大きく向上します。
高圧洗浄は一般的に半日から1日かけて行われ、その後はしっかりと乾燥時間を確保することが重要です。洗浄中は水しぶきが周囲に飛ぶことがあるため、近隣への配慮としてシートを張り、車や植木などを保護する対策も行われます。
⑥養生作業
養生とは、塗料が付着してはいけない部分を保護する作業です。窓やドア、雨戸、エアコンの室外機、植栽などをビニールシートやテープで覆い、塗装中の飛散を防ぎます。養生が丁寧に行われているかどうかは、塗装の仕上がりに直結するほど重要です。雑な養生では塗料のはみ出しや塗りムラが生じ、見た目の美しさが損なわれてしまいます。
また、養生中は窓の開閉ができなくなるため、通風や洗濯のタイミングを事前に調整しておくことが大切です。信頼できる業者は、室外機の排気口や玄関ドアなど、生活に支障が出ないよう工夫して養生を行います。
⑦下地処理
外壁塗装の品質を左右するもっとも重要な工程が下地処理です。外壁にひび割れや剥がれ、サビ、古い塗膜がある状態で塗装をしても、すぐに不具合が発生してしまいます。そのため、まずは外壁の劣化部分を補修し、平滑な状態に整えることから始まります。
例えば、シーリング(コーキング)と呼ばれる外壁の継ぎ目部分の打ち替えは、防水性を保つ上で欠かせません。古いシーリングを撤去し、新しいものを充填して乾燥させることで、雨水の侵入を防ぎます。このように、丁寧な下地処理は、塗装の仕上がりだけでなく耐久性や防水性を長期間維持するための土台となります。
⑧外壁塗装
下地処理が完了したら、いよいよ外壁の塗装工程に入ります。基本は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。下塗りは外壁材と塗料を密着させるための重要な工程で、接着剤のような役割を果たします。中塗りでは、色と厚みを均一にするために塗料を丁寧に重ね、上塗りで美観と耐久性を仕上げます。
この3回塗りを省略すると、塗膜の剥がれや色ムラが発生しやすくなります。また、気温が5℃以下や湿度が85%以上の場合は塗装が行えないため、施工時における天候判断も重要になります。
⑨付帯部塗装
外壁以外の部分も美しく保つために行うのが付帯部塗装です。付帯部とは、雨どい・破風板・軒天・雨戸・シャッターボックス・水切りなどの外壁まわりの部材を指します。これらの部分も紫外線や風雨にさらされて劣化しやすいため、外壁と同時に塗装しておくことが大切です。
付帯部の塗装には、素材ごとに適した塗料と下地処理が必要で、鉄部にはサビ止めなどを使うのが一般的です。また、外壁との色のバランスを考えることで、家全体の印象が引き締まります。
⑩最終確認および点検
塗装作業がすべて完了したら、現場監督や職人、施主の立ち会いのもと、最終確認と点検を行います。この工程では、塗り残しや色ムラ、塗料の飛散がないかを一つひとつ確認し、必要に応じて補修を行います。
また、塗料メーカーが指定する塗布量が守られているかも品質の重要なポイントです。点検後は、施主の目線でも細部を確認し、納得がいくまで質問や修正を依頼しましょう。
⑪足場の解体
最終点検を終えた後は、いよいよ足場の解体作業に入ります。足場は塗装作業のために組み立てられているため、すべての塗装が乾燥し、仕上がりが確認できたタイミングで撤去されます。
足場がなくなることで建物全体の外観が一気に見えるようになるため、塗装の完成を実感できる瞬間でもあります。また、解体後には敷地内の清掃を行い、塗料の飛び散りやゴミが残っていないか確認します。
足場撤去後、きれいに仕上がった外壁を確認できれば、いよいよ工事も最終段階です。
⑫引き渡し
すべての作業と点検が完了したら、外壁塗装工事の最終工程である引き渡しとなります。この際、業者から完了報告書や保証書が発行されるのが一般的です。報告書には使用した塗料の種類や施工写真、保証内容などがまとめられており、今後のメンテナンスにも役立ちます。
保証期間は塗料の種類や業者によって異なりますが、一般的に5~10年が目安です。信頼できる業者であれば、引き渡し後も定期点検やアフターフォローを行い、塗膜の状態をチェックしてくれます。これで外壁塗装の全工程が完了し、新築同様の美しい外観がよみがえります。
外壁塗装で注意すべきポイント
外壁塗装の工程を理解していても、工事中の生活面で思わぬ不便を感じることがあります。塗料のにおいや窓の養生、洗濯物の扱いなど、日常生活に関わる注意点を事前に知っておくことが大切です。
そこでここからは、外壁塗装中に起こりやすいトラブルや、ストレスを防ぐための具体的な対策を解説します。
工事中は室内干しで対応する
外壁塗装の工事期間中は、高圧洗浄や塗装作業によって外壁全体がぬれたり、塗料が飛散したりするため、洗濯物を外に干すことは避けましょう。特に塗料のにおいや細かなミストが衣類に付着すると、落としにくくなる可能性があります。そのため、工事中は室内干しや浴室乾燥機、衣類乾燥機などを活用するのがおすすめです。
工期は一般的に10~14日ほどですが、天候によって前後することもあるため、事前に業者へスケジュールを確認しておくと安心です。生活への影響を最小限に抑えるためにも、家族で共有し、洗濯計画を立てておくと安心です。
塗装作業中は窓の開閉を行わない
塗装期間中は、窓やドアの周囲がビニールシートで養生されるため、開閉ができなくなります。無理に開けてしまうと養生が破れたり、塗料が付着したりしてしまうおそれがあるため、塗装作業中は窓の開閉を控えるようにしましょう。
換気や通風が必要な時期には、工事前の打ち合わせで「どの窓が使えなくなるのか」「どの期間養生されるのか」を確認しておくことが大切です。また、エアコンの室外機が覆われる場合もあるため、使用できるかどうかも事前に相談しておくと安心です。
まとめ
外壁塗装は、美観を保つだけでなく建物の耐久性を維持するための大切な工事です。見積もりから完工・引き渡しまでには多くの工程がありますが、それぞれに重要な役割があります。
工程の流れを理解しておけば、作業の進捗を把握しやすくなり、不要な不安やストレスを軽減できます。外壁塗装の流れをしっかり理解し、満足のいくリフォームを実現しましょう。
外壁塗装を検討中の方は、住宅リフォーム専門店のエルカまでご相談ください。お住まいの外壁の劣化状況に合わせて最適な改修方法をご提案いたします。
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