
建物の外壁は、見た目だけでなく建物全体の寿命にも大きく影響する重要な要素です。
そのため、適切なタイミングで外壁塗装を実施することが、長く住み続ける上で大切なポイントといえるでしょう。
そこで本記事では、外壁塗装を行うべき時期やその判断基準について詳しく解説します。
これから外壁塗装を考えている方やタイミングについて迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装のタイミングが重要な理由
外壁塗装を適切なタイミングで行うことは、単なる美観の維持だけでなく、建物の寿命やメンテナンスコストにも大きく影響します。
そのため、適切な時期に外壁塗装を実施することは、さまざまな恩恵を受ける上でも重要なポイントということを理解しておきましょう。
そこでここからは、外壁塗装のタイミングが重要といえる2つの理由について詳しく解説します。
無駄な修繕費用を抑制できる
外壁塗装を適切なタイミングで行うことで、劣化の初期段階で対処することが可能になります。
これにより大規模な修繕工事を防ぐことができるので、結果的に費用を大幅に抑えられます。
例えば、簡易的なひび割れも長期間放置することで、雨水が内部に浸透し建物の構造体に深刻なダメージを与えることがあります。
このような状態では補修費用が高額になることも多いため、早期対応が重要になるでしょう。
築10年以上経過した建物の場合、定期的な点検と塗装を実施することで、上記のようなトラブルも回避することができます。
そのため、長期的なメンテナンス費用の削減にもつながるメリットがあるわけです。
建物の美観性を維持できる
外壁は建物の「顔」ともいえる存在であり、その見た目が建物全体の印象を左右するポイントとなります。
しかし、色あせや汚れを放置すると古びた印象を与えてしまうので、例えば投資物件などは資産価値が低下するかもしれません。
一方、外壁塗装を適切な時期に行うことで、新築のような美しい外観を保つことができ、建物の魅力をより高めることができます。
また、建物がきれいになることで、近隣環境や街並みにもよい影響を与えるメリットがあります。
外壁塗装のタイミングが分かる劣化症状
外壁塗装を行うべき適切なタイミングを見極めるには、外壁に現れる劣化症状をチェックすることが重要です。
塗装の劣化を放置すると、防水性や耐久性が低下し、建物全体のダメージにつながる可能性があるため注意しましょう。
ここからは、外壁塗装の必要性を判断するための主な劣化症状を詳しく解説します。
どのような劣化症状が出るのか事前に把握しつつ、適切なタイミングで外壁塗装を実施しましょう。
色あせ・退色
外壁が日光や雨風に長時間さらされると、塗料の色が徐々に薄くなる「色あせ」や「退色」といった症状が起こります。
これは塗膜の劣化が進行している証拠であり、美観が損なわれるだけでなく、防水性や耐候性も低下している可能性があります。
特に、濃い色の塗装では退色が目立ちやすいため、明るい色よりも注意が必要です。
色あせを放置すると外壁の美観性も損なう可能性があるため、これらの症状が見られたら早めの塗り替えを検討しましょう。
白亜化現象(チョーキング)
外壁に触れた際に手に白い粉が付着する現象を「白亜化現象(チョーキング)」と呼びます。
これは塗膜の表面が劣化し分解が進むことで、塗料の成分が粉状に変化した状態を指します。
この現象は、塗料の持つ耐候性によって発生時期に違いはあるものの、すべての塗料で起こりやすく、防水性が低下しているサインでもあります。
そのため、チョーキングが確認できた場合、塗装の保護機能が失われつつあると認識して外壁塗装を検討しましょう。
膨れ・はがれ
外壁に膨れやはがれが見られる場合、塗膜が下地の基材に正しく密着していない状態を示します。
この原因には、施工時の不備や塗膜の経年劣化、雨水や湿気の侵入など複数の要因が挙げられます。
なお、膨れやはがれを放置すると、外壁材そのものが水分を吸収しやすくなるので、カビや腐食を招くおそれがあります。
そのため、これらの症状が出たら外壁塗装を行い、外壁の防水性を回復させることが大切です。
ひび割れ(クラック)
外壁に発生するひび割れ(クラック)は、塗膜だけでなく下地の外壁材自体にひび割れが発生していることを意味しています。
細かいひび(ヘアクラック)は軽微なものですが、放置するとひび割れは広がり、雨水の浸入によって大きな問題に発展することがあります。
また、大きなひび割れ(構造クラック)は建物の耐久性を著しく低下させる要因となります。
そのため、ひび割れが発生したら、早急に補修や外壁塗装を行うことが建物の安全性を保つ上で重要です。
初めての外壁塗装のタイミングは10年が目安!
新築の建物の場合、初めての外壁塗装を行うタイミングは一般的に築10年程度が目安とされています。
ただし、この目安は新築時に使用されている塗料や、建物が立地する環境によっても異なります。
例えば、海沿いや湿気が多い地域では塗膜の劣化が平野部よりも早く進むため、10年より早く塗装が必要になる場合もあります。
築10年以内でも劣化症状が見られる場合は、早急な対応が必要になることもあるでしょう。そのため、定期的な点検を欠かさないことで、適切なタイミングを見極めることも重要です。
2回目以降の外壁塗装のタイミングは仕上げ塗料で異なる
2回目以降の外壁塗装については、使用した仕上げ塗料によって適切なタイミングが異なります。
例えば、耐久性の高いフッ素塗料や無機塗料を使用した場合は、15~30年程度の寿命が期待できますが、ウレタン塗料やアクリル塗料の場合は5~10年が塗り替えの目安です。
また、建物の立地環境や気候条件も塗膜の耐用年数に影響を与えます。
そのため、塗料の種類と環境条件を考慮した上で、適切なメンテナンス計画を立てることが大切です。
外壁塗装に適している季節とは?ベストなタイミングについて
外壁塗装は、本来乾燥した気候で施工するのが理想的なので、春や秋がベストシーズンとされています。
これらの季節は比較的気温が安定しており、塗料が乾きやすく、施工品質が高まる傾向があるためです。
一方、梅雨や冬場は湿気や低温が原因で塗料の乾燥が遅れ、施工に影響を与える可能性があります。
また、台風シーズンも急な天候不良に見舞われることが多いので、施工には適していないとされています。
気候条件を考慮して適切な時期を選ぶことで、外壁塗装の仕上がりはよりよいものになります。
そのため、比較的気候の安定しているシーズンを選択して、質の高い外壁塗装を実施しましょう。
外壁塗装と同じタイミングにリフォームするとお得な工事
外壁塗装を行う際は、高所作業になるので足場を組む必要があります。
この足場は外壁塗装だけでなく、ほかの外装工事にも活用できるため、同時にリフォームを行うことで足場代を節約できて、コストパフォーマンスが向上します。
なお、特に屋根塗装や屋根工事、太陽光パネルの設置などは、外壁塗装とセットで実施するのがおすすめです。
そこでここからは、外壁塗装と同じタイミングで行うとメリットが大きいリフォーム工事について詳しく解説します。
屋根塗装
外壁塗装と同じタイミングで屋根塗装を行うことで、建物全体を一新し、統一感のある外観を保つことができます。
屋根も外壁同様に雨風や紫外線の影響を受けるため、定期的なメンテナンスが必要です。
特に屋根は劣化が進んでも目につきにくい部分といえるため、外壁塗装の際に点検を依頼するとよいでしょう。
また、足場を共用することで、屋根塗装と外壁塗装を個別に行うよりもコストを抑えることができます。
屋根工事(葺き替え・カバー工法)
外壁塗装の際に屋根工事を同時に行うことで、効率的に建物全体の耐久性を向上させることができます。
特に屋根材が劣化している場合には、葺き替えやカバー工法を検討するタイミングといえます。
例えば、葺き替え工事は屋根材をすべて交換する方法で、下地から修理できるため、屋根における根本的な劣化や損傷などの不具合を解決することができます。
一方でカバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねるため、葺き替え工事よりも工期が短くコストを抑えられるのが特徴です。
なお、いずれの屋根工事も外壁塗装と同時に行うことで、足場代を節約できるのが大きなメリットになります。
太陽光パネル
太陽光パネルの設置を検討している場合、外壁塗装と同時に行うのがおすすめです。
太陽光パネルを設置する際にも屋根工事と同様に足場が必要になるため、外壁塗装と併せて行うことで、足場代を抑えることができます。
また、塗装と設置を同時に行うことで、建物全体の美観や性能が向上し、効率的な住まいづくりを実現させることができます。
加えて、太陽光発電を導入することでエネルギーコストの削減や環境負荷の軽減にもつながるため、長期的なメリットも期待できるでしょう。
太陽光パネルを設置する際には、下地となる屋根の点検を併せて実施しておくことをおすすめします。
その際に劣化が進行しているのであれば、屋根工事を実施して長期的に太陽光パネルを設置しても問題ない状態に修繕しておきましょう。
なお、それほど劣化が進行していない場合については、屋根塗装を併用するという方法もおすすめです。
まとめ
外壁塗装は建物を保護し、美観や耐久性を維持するために欠かせないメンテナンスの一つです。
また、適切なタイミングで行うことで無駄な修繕費用を抑え、建物の寿命を延ばすことができます。
なお、塗装時期の目安や劣化症状を正しく把握しておくことで、適切なタイミングでメンテナンスを実施することができます。
そのため、ぜひこの記事を参考に、最適な塗装計画を立ててみましょう。
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