
屋根は住宅を守る大切な部分であるものの、生活する中では目にすることの少ない部分でもあります。そのうえ屋根の塗装は屋根材によって適切な時期が異なるため、劣化状態と塗装時期の両方を把握しておくことが非常に重要です。
今回は各屋根材の劣化状態と塗装時期について、劣化を放置することで起こるトラブルも併せてご紹介いたします。
■屋根材によって異なる劣化状態と塗装時期
屋根を塗装するタイミングは、屋根材によって大きく異なります。まずは、屋根材ごとに耐用年数や劣化症状を確認していきましょう。
スレート
セメントと繊維質状の材料を主原料とする屋根材で、耐用年数は20年前後です。スレートそのものに防水性はないため、表面塗装で防水性をもたせています。塗装で屋根材の防水性を維持する必要があるため、新築から7~10年目での再塗装が望ましいです。スレート表面の色あせ、コケ・カビなどの劣化症状であれば、再塗装で対応できます。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金でメッキされた鋼板を用いた屋根材で、耐用年数は30~40年前後と非常に耐久性に優れています。劣化症状としては、表面の色あせやチョーキング、白サビ、赤サビ、腐食、穴あきなどが見られます。新築から10~15年目くらいが再塗装のタイミングです。
ジンカリウム鋼板
アルミニウムと亜鉛の合金でメッキした塗装不要の鋼板屋根材です。砂粒を表面に吹き付けてコーティングしているため、耐用年数40年前後と長めです。塗装の必要はありませんが、屋根が傷ついた場合、その表面の傷からサビ、腐食が生じる可能性があります。
瓦
瓦は粘土を高温で焼き上げて作られるため、耐用年数は60年以上と非常に耐久性の高い屋根材です。素材に有機物を含まない瓦は太陽光によって劣化せず、塗装も必要ありません。棟部分の漆喰(しっくい)の剥がれ、棟瓦のゆがみ、瓦の割れや落下といった劣化症状が表れた場合は、漆喰の塗り直しや棟の積み直しなどの修繕が必要です。
ステンレス
ステンレスの薄板を用いた屋根材でサビにくく、耐用年数は50年と高い耐久性を誇ります。ただし、表面の耐久性は塗料のグレードによって変わります。主な劣化症状は、表面の色あせやチョーキング、塗膜の剥がれなどです。
トタン
亜鉛でメッキをした薄い鋼板で、耐用年数は10~20年です。他の屋根材と比較しても圧倒的にサビが発生しやすいため、住宅の屋根に採用されることはほぼありません。表面の色あせやチョーキング、白サビ、腐食、赤サビ、サビによる穴あきなどが目立つ劣化症状が見られます。
アスファルトシングル
ガラス繊維をアスファルトで固めた防水性の高い屋根材で、耐用年数は20~30年程度です。アスファルトシングルの劣化症状として、カビ・コケや表面の石粒の剥がれ、屋根材の剥がれ、めくれなどが挙げられます。
■屋根の劣化を放置するとどうなる?
屋根の劣化を放置した場合、どのようなデメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
雨漏り
屋根材が劣化していると、雨水が屋根の内部に浸入します。屋根内部の防水効果が弱い部分から雨水が浸入し、雨漏りが起こります。
カビ
屋根材の劣化を放置し、雨水が屋根内部に浸入する状態が長期間にわたると、カビが発生します。
カビは、アレルギーや呼吸器疾患の原因にもなるため、早めの対処が必要です。
腐食
屋根を構成する素材は、ほとんどが木材でできています。屋根内部が湿った状態を長期間放置していると、木材が腐敗し、内部の腐食が進行していきます。
■屋根の塗装は適切に行なって住宅を守ろう!
屋根塗装は、適切なタイミングで行うことで屋根材の劣化を防ぎ、住宅を守ることにつながります。劣化が進んでしまうと、高額な修繕費用が必要になる可能性もあるため、早めの対処が肝心です。
屋根の塗装は外壁より劣化が早い!?
屋根は、紫外線や雨風などを直接受けています。そのため、外壁よりも劣化しやすく定期的な確認を行う必要があります。
劣化状態の確認は業者へ任せよう
劣化の状態を確認する際、自分で屋根にのぼって確認する行為は大変危険です。必ず業者へ依頼して屋根の状態を確認してもらいましょう。
■まとめ
屋根材の耐用年数や特徴、屋根を塗装するタイミングなどを紹介しました。
屋根の劣化を放置すると、予想外の出費になる可能性があります。定期的な点検や適切なタイミングで屋根塗装を行うことが、大切な家を長持ちさせるポイントです。
東京、神奈川、埼玉、千葉の屋根の塗装で業者選びに迷った際は、ぜひエルカにご相談ください。