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外壁塗装工事の「付帯部分」はどの部分?付帯部分の塗装はなぜ必要なの?

外壁塗装工事に含まれる「付帯部分」の文字に疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。付帯部分の塗装までする必要があるのかと気になりますよね。

今回は付帯部分の塗装について、塗装すべき理由、費用相場、注意点まで詳しくご紹介いたします。

 

■付帯部分とは?付帯部分の塗装はなぜ必要?

付帯部分とは

「付帯部分」とは、住宅の外壁に付属している次のようなパーツのことです。

  • 雨戸、戸袋
  • 雨樋
  • 幕板(帯板)、笠木
  • 基礎巾木
  • 水切り
  • 軒天
  • 霧除け、出窓天板、庇
  • 鼻隠し
  • 破風板 など

 

付帯部分まで塗装すべき理由

付帯部分まで塗装すべき理由は2つあります。

 

<付帯部分の劣化を防ぎ、美観を維持できる>

付帯部分も雨風や日光に含まれる紫外線などによって劣化します。劣化が進むとパーツの破損につながり、美観が損なわれるほか雨漏りなどにつながることもあります。

付帯部分まで塗装することで美観を維持できるだけでなく、各パーツを長持ちさせる効果もあるのです。

 

<外壁と同時に塗装すれば費用も抑えられる!>

外壁塗装と付帯部分の塗装を別々に行うと、足場の費用や作業工賃などが二重にかかってしまいます。自宅の保全という包括的な観点から、費用を抑えつつ最大限に効果的に行うために、同時に付帯部分の塗装も行うほうがよいでしょう。

 

■外壁と同時に塗装すべき付帯部分と費用

塗装すべき付帯部分と費用相場

ここでは外壁と同時に塗装すべき付帯部分を費用相場とともにご紹介します。

 

<雨樋(あまどい)>

雨水を集めて排水する役割をもつ雨樋の耐久年数は、本体部分が約20年、塗装部分が約10年と言われています。

素材にもよりますが、費用相場は1m²あたり800〜1,800円です。

 

<破風板・鼻隠し>

屋根の端が住宅よりも外側に出ている破風板や鼻隠し(雨樋がある部分)は、最も劣化する可能性が高いところです。

費用相場は、1mあたり650〜1,400円です。

 

<軒天(のきてん)>

ベランダや屋根の下で湿気を逃がしたり外壁にあたる雨水を防いだりする役割がある軒天は住宅を長持ちさせるために欠かせません。

費用相場は1m²あたり800〜1,600円です。

 

<幕板>

住宅の外側に付帯し美観を華やかにしてくれる役割を持つ幕板(帯板)は、常に雨や風にさらされる部分であるため、劣化も早いパーツです。

費用相場は、1m²あたり800〜1,420円です。

 

<雨戸・戸袋>

窓の外に設置し雨風から住宅を守る役割をする雨戸・戸袋は、金属素材であることが多いため、劣化するとサビが発生します。

費用相場は、1枚あたり2,000〜3,500円です。

 

<霧除け・出窓天板>

玄関ドアや出窓の上に張り出して設置されており、雨の吹き込みや日差しを避けてくれる役割がある霧除けや出窓天板は、金属素材であることが多いため、劣化しやすい箇所です。

相場費用は1か所2,000〜3,000円です。

 

<水切り・換気フード>

外壁と基礎の間にあり、雨水が住宅に侵入することを防ぐため、常に雨風にさらされる部分ですが、多くの場合は金属素材でできています。

相場費用は、水切りが1mあたり300〜800円、換気フードが1か所あたり2,000〜3,000円です。

 

<門塀>

住宅の外観を華やかにしてくれる門塀ですが、常に雨風や日光にさらされるため、当然劣化が起こります。

相場費用は、1m²あたり2,000〜2,500円です。

 

塗装を避けるべき付帯部分もある

住宅において、塗装できる箇所はさまざまありますが、塗装を避けたほうがよいところもあります。塗装をすることで見た目の美しさが損なわれてしまう箇所と、せっかく塗装してもすぐに剥がれてしまう箇所です。よっぽどの理由がないかぎりは、この2か所は塗装を避けたほうがよいでしょう。

 

■付帯部分の塗装を依頼する際に注意すべきこと

付帯部分の塗装の必要性や相場価格がわかったら、次は業者に依頼する際に注意すべきことについてご紹介します。

 

見積書は細かく確認しよう

付帯部分の塗装を依頼する際は、見積書を細かく確認することが大切です。よく「付帯部分一式」などと表記されることがありますが、その場合には具体的にどこの塗装をするのか必ず確認するようにしましょう。

 

素材に合わせた塗料選びが必要

外壁に使用する塗料と付帯部分に使用する塗料は異なります。適材適所で使用されていないと、本来よりも短い期間で塗装が剥がれてしまいかねません。

そのため、業者が塗料を使い分けていない場合には注意が必要です。

見積書にも塗料が明記されていない場合は、業者に確認するようにしましょう。

 

付帯部分の色を決めるポイントは?

付帯部分に使用する色は、住宅の外観に大きく影響します。複数の色を多用してしまうと全体的にまとまりのない印象になってしまうので、外壁や付帯部分などで使用する色は多くても4色までにするのがポイントです。

また、変化が欲しい場合には外壁や屋根とは全く異なるアクセントカラーを選ぶのも住宅にメリハリが生まれおすすめです。

 

まとめ

「付帯部分」の外壁塗装工事は、住宅をよい状態で維持していくために欠かせないメンテナンスの一つです。できるだけ余分な費用をかけないためにも外壁と併せて塗装しましょう。

これから外壁塗装を検討している方は今回の記事をぜひ参考にしてみてくださいね。

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